生成AIの加速度的な進歩によって奪われる仕事が出るといわれるなか、生成AIプロンプトエンジニアリングはなくなるのでしょうか。なくなるのだとすれば、学ぶ必要はあるのでしょうか。また、それはなぜでしょうか。深堀りしていきます。
まず、プロンプトエンジニアリングとは生成AIに制約をつけて制御を指示し、生成される成果物をコントロールする技術のことです。これを行う人をプロンプトエンジニアと言います。
このプロンプトエンジニアリングによって、生成AIの成果物をこちらが望む形もしくはそれに近い形に仕上げることができますが、生成AIの進化によって、その技術すら不要になってくるのではないか。とAIの専門家たちは考えていますし、私も近い将来そうなってくると思います。
では、プロンプトエンジニアリングを学ぶ必要がないのか。と言われればそれは違い、学んでおいたほうが良いと思います。なぜかというと
成果物を出力する過程を知っているか知らないかというのは、AIに思考を支配されるかされないかの分かれ目になるからです。
たとえばみなさんが市販のカレールーで作ったカレーライスしか知らなければ、カレーというものがスパイスの集合体で薬膳であることは想像できませんし、食べる味の差も食品メーカーのさじ加減程度にしかわかりません。そんな状態で、
30年営業する定食屋のおじちゃんが
カレーというものは、こういうものだ。
と言えば、みなさんはどう思うでしょう。
なるほど、こういうものなんだ。と納得してしまうかもしれませんね。
しかし、本場のインドカレーを食べたり家で作ったりしたことのある人が聞いたらどう思うでしょう。さらに、カレールーの製造工場でも働いたことがある人が聞いたらいかがでしょう。きっと
なるほど、こういうものなんだ。
とはならないですよね。生成AIもそんな感じで、どういう風に出力をしているのか。という背景を知ることは
生成AIに脳を支配されずにあくまでも共存・協働・共創という形をとるうえでとても大切になるのです。
ですから、プロンプトエンジニアリングを仕事とする人、仕事に活かす人、とくに今のところ使う予定のない人も生成AIが賢くなりすぎる前に、プロンプトエンジニアリングを学ぶことを私はおすすめします。
幸い、生成AIプロンプトエンジニアリングの多くは日本語でできます。どのようにプロンプトしていいか。についてはYOUTUBEで探すのもいいですし、私のほうにご連絡いただけたらと思います。
それでは、生成AIとの共存によって人生を豊かにしていきましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。