【AI時代と仕事】必要とされる能力8選

当サイトで紹介しているプロンプト(AIに対する質問や実行指示文)は生成AIの回答精度を上げるために、10万人以上が参加している生成AIプロンプトセミナーで伝えている『8+1の公式』を採用することがあります。私はこのセミナーに参加して、今があります。

生成AIが加速度的に進歩していますが、みなさんはこれからの世の中、どのような社会になると思いますか。

仕事に関して言えば、生成AI時代には、これまで存在していた多くの仕事が失われ、また、これまでの技術革新のときのように新しい仕事がたくさん生まれるともいわれています。

そして、仕事を選ぶにしても、新しく始めるにしても、これからは生成AIについて理解しているほうが有利であることは言うまでもありません。

そこで今回は、AI時代に必要とされる能力8選を紹介します。

目次

AI時代に必要とされる能力①

AI時代に必要とされる能力の1つ目は、判断力です。なぜなら、生成AIは成果物に対して責任を持つことができないからです。

私たちはAIを使うことで、PDCAサイクルのDつまり作業にかける時間を大幅に減らすことができます。しかし、最終的に決断したり判断するのは、人間になります。

そのため、AIを利用する人の判断力が乏しければAI任せになり、成果物としてはありきたりのものになってしまいますし、AIも間違えることがあるので、成果物がかえって自分だけでなく関係者に悪影響を及ぼすリスクもあります。

そのため、生成AIは叩き台として活用し、責任をもって判断する力が必要となります。

AI時代に必要とされる能力②

AI時代に必要とされる能力の2つ目は、編集力です。なぜなら、生成AIは、簡単なやりとりで人間が求める100%の成果物を出すことが困難だからです。

生成AIの成果物は、叩き台であり、求める完成度としては6割から8割です。YouTubeの原稿でいえば下書き。そんなイメージです。

そのため、残りの2割から4割は人間が編集をする必要があるので、編集力が重要になるのです。編集をなるべく減らしていきたいのであれば、それはAIに対して必要十分な指示(プロンプト)を送ることが必須で、それにはプロンプトエンジニアリングという、技術が求められます。

プロンプトエンジニアリングといっても、ChatGPTに指示するプログラミングコードは日本語でいいので、成果物をチェックし、再度AIで編集させることで、より手作業の労力を減らしていけるといいですね。

AI時代に必要とされる能力③

AI時代に必要とされる能力の3つ目は、意志力です。なぜなら、これからの時代、生きていくうえで、自分から行動する力が求められるからです。

終身雇用の崩壊、増税、物価高騰、世界的な技術革新などにより、これまでの『自分から行動せず、守られて生活していくこと』は特定の人以外、とてもむずかしくなってきています。

そのため、自分がやりたいこと。なりたいこと。ありたいこと。に日々向き合い、それらを実現するためにAIを活用していきましょう。そうすることで、時代に取り残されず、AIに支配されずに、より良い人生を送ることができます。

AI時代だからこそ、個性が重要になる。ということを意識し、自分の意志力を上げていきましょう。

AI時代に必要とされる能力④

AI時代に必要とされる能力の4つ目は、協働力です。なぜなら、これからは意志力のある人どうしが協力しながら仕事やサービスを展開していくことが重要になってくるからです。共創(きょうそう)力と同じような意味と認識していますが、協働力のほうが子どもから大人まで広く使えるので、この言葉を使いました。

これまでの世の中は、誰かの指示に従って黙々と作業していればOKだったかもしれません。しかし、その作業がAIやロボット技術の発達によって大幅に置き換わることが予想されます。

そうすると、自分から行動し、仲間と協力しながら商品やサービスを展開する力が、より一層求められるのです。

学習でいえば、これまでは覚えたことをテストで確認しておしまいの暗記型学習でしたが、これからは持っている情報を共有し、仲間とより高い次元へ押し上げていく協働型学習が必要になってきますので、大人から意識を変えていく必要がありますね。

AI時代に必要とされる能力⑤

AI時代に必要とされる能力の5つ目は、人間力です。なぜなら、協働するうえで欠かせないのが対人関係だからです。約束を守れる。気持ちよく仕事ができるほうがいいですよね。

また、生成AIを使うにあたっては、相手のことを思いやって、やってはいけないことをやらない。というのも重要です。SNSと同じ感覚かもしれません。

これまでも人間力はとても重要でしたが、インターネット社会で生成AIという新しいツールを使うからこそ、私自身、原点回帰していきたいところです。

AI時代に必要とされる能力⑥

AI時代に必要とされる能力の6つ目は、疑問力です。なぜなら、生成AIの回答は間違っていることがよくあるからです。この間違いを、ハルシネーションといいます。

人間も間違いをするから、生成AIのハルシネーションなんか気にする必要ない。という意見もあります。その一方、脳の発達過程における子どもにとって、人間ではなく、しかしもっともらしく回答する生成AIを信頼してはいけない。となると、精神的によくない。という意見もあります。

いずれにせよ、情報を受け取った側に疑う力が必要なのは間違いないことなので、日ごろから常識を鵜吞みにしない。反対意見に耳を傾ける。ときには、わからないことを調べる。といった習慣をつけていきましょう。

AI時代に必要とされる能力⑦

体力AI時代に必要とされる能力の7つ目は、体力です。なぜなら、体力は生成AIを使って仕事をするうえでも、とても重要ですし、AIで置き換われない肉体労働系の仕事をするうえでは必須だからです。

今後、生成AIによって、ホワイトカラーの多くの仕事はなくなる。もしくは大幅に削減される。と言われています。その一方で、ブルーワーカーの仕事、とくに1次産業と2次産業の一部はAIで置き換われない部分もあります。

ホワイトカラーで職を失った人の一部はブルーワーカーに流れますから、そのなかで生き残るためにも体力はあるに越したことありません。

筋トレはお家ですき間時間にできますし、服や靴も必要としません。コツコツ貯筋していきましょう。

AI時代に必要とされる能力⑧

体力AI時代に必要とされる能力の8つ目は、知識力です。知識を体系化した『知恵』と言ったほうがいいかもしれませんが、ここでは『知識』という言葉で説明しますね。

さて、なぜ、知識や知恵が必要かというと、ここまで紹介してきた7つの能力を高めるうえで必要だからです。

ものごとを判断するにも、文章を編集するにも、知識があったほうが有利ですよね。マインドセットを高めて強い意志を持つにも、人間力をつけて人間関係を構築していき、協働していくにも、感覚だけでやり過ごすのではなく、知識を入れて実践していくほうがいいですよね。常識に対して違和感を持ったとしても、調べる最低限の知識があるのとないのでは、雲泥の差が生まれます。

さらにいえば、一般的に正解の情報も、じつは利権が絡んでいるため『部分的には正解』かもしれないけれども『本質的にはおかしい』ものもあるかもしれません。そういった情報に惑わされないためにも、知識は必要です。

おわりに

時代が変われば必要な能力も変わってきますし、その一方で不変なものもあります。そして、その事実を認識することが、これからの時代を生きていくうえで、とても重要です。

生物は、時代の変化に適応できたものだけが生き残っています。ですから、ぜひ適応して、生き残るだけでなくより豊かな人生を送れるよう、能力を上げていきましょう。

今回の記事が参考になればうれしいです。

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